Monthly Archives: 2月 2013

ロシアタレントとの出会い#8

8タレント達は日本の気候と住居に慣れるのが容易ではなかったみたいです。特に夏の暑さはつらかったようです。部屋の中にゴキブリがいるといつも大騒ぎしていました。モスクワでは見たことが無かったようです。ロシアでは『タラカン=ゴキブリ』という言葉があるので場所によってはゴキブリも存在していたのでしょうが...。嫌いな日本人を彼女達は『タラカン』と呼ぶようになったとか...笑うべきか...でも笑ってしまった。

日本の蚊に刺されると痒いけれどロシアの蚊は痒くないとか...本当なのかどうか...ロシアでは痒み止めの薬も無いと言っていたので本当かも知れない。このような些細なことでも国によってはこうも違うのだと興味深く話を聞いている私でした。
彼女達も冬の寒さには慣れていて強いと思ったのですが日本の冬は寒くて耐えられないと訴えていました。暖房があっても『寒い寒い』と震えているのです。ロシアの冬は暖房が利いているので家の中はとても暖かく快適に過ごせるとか...暖房に関しては生活出来るように国が管理しているようです。冬に暖房が無ければ皆生きていけないほどロシアの冬は厳しい寒さなのです。

ロシアタレントとの出会い #7

7彼女達が子供の頃、町から急に食べ物が無くなった事があり、それは凄まじい光景だったと目に涙を浮かべて話していました。ロシア社会主義が崩壊した頃です。『日本人は裕福で幸せ』と彼女達は良く言いました。彼女達には『日本人は皆お金持ち』に見えたのでしょう。当時、日本は景気も良かった時だっただけに彼女達はそう思い込んでしまったのでしょう。後に書きますが『日本人はお金持ち』...日本人というだけで私もロシアで『お金持ち』と思われて大変困りました。ロシア崩壊前、崩壊後の国を見ながら生きてきた彼女達です。『ロシアは日本より大きな国で素晴らしい』と言いながらも日本に来て働かなくてはならない彼女達の複雑な心境...お金持ちの日本でいっぱい稼いで帰ろうという意欲は半端ではないと感じました。

ロシアタレントとの出会い #6

タレント達は皆、大学に行っていたのでプライドはかなり高かったと感じました。
日本と違ってロシアはそれほど受験は厳しくないとか...
しかし一流大学、モスクワ大学を受験するとなると家庭教師をつけて勉強しているみたいと言っていました。やはりエリートコースに進むには学力プラスお金が必要なのはどの国も同じなのもしれない。6
タレントたちは私のスタジオに来てはピアノを弾いたり歌を歌ったり...
彼女達は譜面無しでピアノを上手に弾くのです。
『子供の時、学校で教わっただけで覚えたの』と言うのですがとても上手だった。
この頃のロシアはとても貧しく、生きていくのが精いっぱい...贅沢など夢...と語っていた彼女達。
ピアノをいつでも弾ける...私のスタジオは彼女達のオアシスだったのかもしれない。

ロシアタレントとの出会い #5

ある時クラブのオーナーが水商売の鉄則を語った時がありました。5
『ブスのタレントは3日で慣れるが美人のタレントは3日で飽きる』と言った言葉が印象深く今でも時々思い出します。店としては性格がやさしく楽しい女性を欲しかったのでしょう。
最初に来た7人のロシアタレントの中で1番人気だったのはラリッサでした。
彼女は背が一番低く笑顔と愛嬌だけのタレントでした。日本語も一番下手でいつも店がオープンする時間ギリギリに店に入るおっちょこちょいのタレントだったのです。
滞在期間は六ヶ月。六ヶ月間店で働いていると人気タレントの順位が入れ替わります。一番器量の悪い背の小さなラリッサが売上げ一番、美人のアンナは2番でした。最初に人気があり目立ったタレント達は次第に飽きられて人気は落ちたそうです。