Monthly Archives: 2月 2015

ロシアタレントとの出会い#43

23初日の撮影は天気に恵まれ自然光だけで良い写真が撮れたが、明日の撮影はどうしようと帰りの車の中で考え込んでしまった。ホテルに帰り明日の撮影の準備をしていたらアシスタントから変圧器を持っている友人を見つけたので今からホテルに持って行くと電話がかかってきた。以前、日本に住んでいた人が日本製の電気釜やテレビの電圧を100Vから200Vに変換する大きな箱型の変圧器を持っていたのだ。アシスタントが持ってきた変圧器を早速試したところ、ストロボが発光した。日本からロシア用のプラグと延長コードも沢山持って来ていたのでどの場所でもストロボを使うことが出来る。これで明日からの撮影は安心してできる。
撮影チームで外国に行く場合は十分な機材を持って行くことが出来る。私の場合はいつも一人で行動しているので持って行く機材は必要最小限、コンパクトにまとめて持って行く。毎回モスクワに行く度に必要な機材を運びモスクワのオフィスに置いて帰った。徐々に撮影機材の悩みは解決してきたが、日本で撮影をしているようにはいかない。不便極まりないモスクワでの撮影は大変だった。しかし、ストロボの充電が早くなり安定して発光してくれるので撮影がスムースになったことは何よりもうれしかった。

この写真は外の露出とストロボの光の露出を同じ数値にして撮影しました。
自然光とストロボの人工的な光を調和させて、ユーリアの肌とピンクの衣装がよりいっそうきれいに見える効果を狙いました。ストロボを使うことでユーリアのボディラインもくっきりと見えるのです。二日目の撮影も満足できる良い写真が沢山撮れました。

ロシアタレントとの出会い#42

D22ユーリアの初めての夏の撮影、撮影初日の事を書きます。

前回の冬の撮影ではストロボの光量が充分でなかったので、今回は日本からコンバーターと大型ストロボを買って持って行きました。しかし、コンバーターの容量が小さかった為、ストロボを数回発光させると電源が落ちてしまい結局、ストロボを使うことが出来ませんでした。

 ユーリアを撮影する前の6年間は手持ちストロボに写真用乾電池を三脚にセットして撮影していました。当時の機材はすべて重いものばかり...フイルム10本が約300グラム、約10キロぐらいは持って行きました。バッテリー1個の重さが1キロ、この1個の電池でフイルム50本ぐらいしか撮れませんでした。バッテリーは毎回67個持っていただろうか。モスクワに出発する前は持って行く荷物を決めることが大変だった。機材の重さを量っては余分な物を減らしていた。今はデジタルになったのでだいぶ楽になったとは言え出発前の荷物の重さとの戦いは同じである。ユーリアを撮影するようになって増えたのが衣裳だった。

 撮影初日、ストロボが使えず本当に困った。しかしこの日はラッキーでした。天気も良く部屋に陽が差し込む明るい別荘だった事もあり、レフ板をうまく使い撮影出来ました。撮影条件が悪かった場合、どうしたら良い写真が撮れるか...私は原点に戻って考えます。自分の感性と経験と技術をフルに使って撮影すれば良い作品につながると確信しているからです。もちろん良いモデルが第一条件ですがカメラマンの感性と技術も重要だったことは確かである。

 最初の夏に撮影したユーリアの写真は『写真集Part2』の半分を占めています。最初ユーリアを撮っている時『本当にユーリアはきれいだ』と思いながらシャッターを押していたことを覚えています。撮影初日は苦労が多くありましたが本当に良い写真が撮れたと思っています。『災い転じて福となる』。