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ロシアタレントとの出会い#43

23初日の撮影は天気に恵まれ自然光だけで良い写真が撮れたが、明日の撮影はどうしようと帰りの車の中で考え込んでしまった。ホテルに帰り明日の撮影の準備をしていたらアシスタントから変圧器を持っている友人を見つけたので今からホテルに持って行くと電話がかかってきた。以前、日本に住んでいた人が日本製の電気釜やテレビの電圧を100Vから200Vに変換する大きな箱型の変圧器を持っていたのだ。アシスタントが持ってきた変圧器を早速試したところ、ストロボが発光した。日本からロシア用のプラグと延長コードも沢山持って来ていたのでどの場所でもストロボを使うことが出来る。これで明日からの撮影は安心してできる。 撮影チームで外国に行く場合は十分な機材を持って行くことが出来る。私の場合はいつも一人で行動しているので持って行く機材は必要最小限、コンパクトにまとめて持って行く。毎回モスクワに行く度に必要な機材を運びモスクワのオフィスに置いて帰った。徐々に撮影機材の悩みは解決してきたが、日本で撮影をしているようにはいかない。不便極まりないモスクワでの撮影は大変だった。しかし、ストロボの充電が早くなり安定して発光してくれるので撮影がスムースになったことは何よりもうれしかった。 この写真は外の露出とストロボの光の露出を同じ数値にして撮影しました。 自然光とストロボの人工的な光を調和させて、ユーリアの肌とピンクの衣装がよりいっそうきれいに見える効果を狙いました。ストロボを使うことでユーリアのボディラインもくっきりと見えるのです。二日目の撮影も満足できる良い写真が沢山撮れました。