BLOG

ロシアタレントとの出会い#44

D27ストロボが順調に使えるので撮影に集中できるようになったことは本当に助かりました。しかしストロボを使えない場所も多くあります。レフ版を使って自然光を巧みに扱うのは技術と経験が必要です。この写真を撮影した場所は大きな木に囲まれた森の中でした。 この場所でユーリアをきれいに撮るにはどうしようかと、シーンを想像して撮影を始めます。晴れた青空の下、曇りの時、窓から自然光の入る場所、撮影場所によってさまざまな色の光があります。写真は光の芸術です。差し込むいろいろな色の光を拾ってユーリアに当て、仕上がりを想像しながらシャッターを切ります。ユーリアの透けるような白い肌はライティングが非常に難しいのです。ユーリアが衣装を着ている時とヌードの時では状況も変わります。特にヌードの場合、周囲の光の色によりユーリアの白い肌は微妙に変化します。 ユーリアの肌をリアルに表現できる写真を撮りたいと一人何役もこなして撮影現場を動き回っている私です。ユーリアの撮影現場にはアシスタント2人しかいません。だから私がすべてやるしかない...想像を絶する忙しさなのです。 この写真は逆光に立ったユーリアにレフ版を反射させて撮影しました。この時はレフ版を三脚に立てかけてユーリアに光が当たるようにセッティングしました。ユーリアの肌が白いので森の木々の色を拾って健康的な肌色に映り、背景と人物がうまく重なってユーリアがきれいに見える写真となりました。 ユーリアの白い肌をどうすれば見たままの質感を出せるかいつも真剣に取り組んできました。