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2018年4月

今、手がけている作品を作りながら当時の様子を思い出しています。 ユーリアを初めてサウナで撮影した時のことです。季節は冬。暖かいシャワーを浴びて隣のサウナ室に濡れた体で入ってきたユーリア。照明設備が悪くて薄暗いサウナの撮影は私にとっては大変でしたがユーリアにとっては恥ずかしさが少し消えて良かったのかもしれません。ヌード撮影にまだ慣れていなかったユーリアはポーズも上手にできませんでした。ヌード撮影の経験が無いのですから仕方無いことです。 サウナ室は狭くかなりの暑さ、アシスタントは『熱い、熱い』と連発、熱さに耐え切れず『食事の支度をする』と言ってサウナ室を出て行ってしまいました。私とユーリア二人だけで撮影を続けました。私は撮る事に夢中で熱さも忘れて撮り続けました。サウナ室も熱気を帯びてユーリアの肌も汗ばみ、天真爛漫にポーズするユーリア。かなりの時間をかけてユーリアを撮り続けました。 デビューして間もない時でしたのでユーリアは恥ずかしいと思うことも無く一生懸命ポーズしてくれたのでありのままのユーリアを撮ることが出来たのです。二度と撮れない映像だと思ってフィルムを見ていると驚きの連続です。あどけなさが残る少女の艶かしいポーズ。フィルムをカットしたくない、無駄にしたくない思いで編集作業をしています。 最初の作品を作った時、制作会社から連絡があり『このままでは法律に反する』と約70箇所修正の指摘をされました。再度、編集しなおして発表したことを思い出しました。当時、『ユーリアのポーズを途中でカットしないで欲しい』とファンからよく言われたものです。制作会社の厳しい検閲があったので仕方なかったのです。最近もさらに厳しい審査がありますが以前に比べれば修正技術も進化しているのでユーリアのオリジナルフィルムを出来るだけカットせず作品化したいと思っています。しかし法律は守らないといけません。