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2018年8月

今年の日本の夏は猛暑。私のスタジオがある伊勢崎は『日本一暑い所』にランクインしている。とにかく暑い。私が行った時のモスクワの夏は30℃を越える日は少なかった。夏なのに18℃の時もあった。しかし7月初めの撮影で33~4℃になった日があったことを思い出す。 日本に比べて湿度が無いので日陰にいれば暑さを避けることが出来る。この日の撮影はモデル、マリリンとブリジット、エレナ。 コスプレの衣裳を着ての撮影だった。外での撮影は暑さとの戦い。しかし冬が長い為か、モデル達は、暑い夏を満喫しているように見えた。彼女達は休憩時間、裸で過ごすので私は彼女達の日焼けが気になって仕方なかったことを思い出す。外の撮影は太陽が眩しいので、暑さと眩しさを表現してしまう彼女達の表情は絵にならない。日差しが強いのでモデル達の顔や体が赤く日焼けしてしまう。休み、休みの撮影で予定数のカットが撮れない。私はイライラしたのを思い出す。比較してはいけないがユーリアは暑い時でも決してわがままを言うことが無かった。 ホテルに戻ったら多くの旅行客がフロントに押しかけて『エアコンの部屋に変えて欲しい』と訴えていた。ホテルの室温は35℃になっていたのだから。当時のホテルは暖房だけは完璧だがエアコン付の部屋は少なかった。幸いこの時はエアコン付の部屋だったので私は快適に過ごすことが出来た。世界中、異常気象が続いている。海外での撮影は限られた日数の中で撮影しなければならない。想定外の出来事が多くなってきた今、海外での撮影は難しくなった。